二風谷観光の手引き7(観光場所)

イランカラプテ!キミです!

前の記事⇒二風谷観光の手引き6(宿泊施設)

今回は博物館以外の二風谷の観光場所をご紹介します。博物館についてはこちら

オプシヌプリ見学場所

オプシヌプリは穴空き山という意味のアイヌ語です。アイヌに生活文化を伝承したオキクルミという神がヨモギの矢を射って山に穴を空けたという伝説がこの地域には残っています。明治31年までは本当の穴だったようですが、現在は上部が崩落しており、半円のようになっています。夏至の頃には日没時に太陽が穴にすっぽりと収まる事から、地元の人などがその様子を鑑賞します。

カンカン2遺跡

遊歩道を整備するための発掘調査でわかった遺跡です。10世紀中ごろから11世紀のはじめごろの周溝盛土遺構(しゅうこう もりど いこう)が発見されたようで、北海道内の類例は他に無いようです。また、朝鮮半島で制作された鉄器なども出土したようで、その頃から交易が行われていた事を示唆する重要な遺跡です。

伝統家屋群

萱野茂二風谷アイヌ資料館の屋外展示工芸館前の伝統家屋群二風谷アイヌ文化博物館の伝統家屋群

二風谷に伝統家屋群が再現されているのは上記3か所です。下2ヵ所は隣同士なので一度に見ることができます。

縁結び石

萱野茂二風谷アイヌ資料館の横に展示されている縁結び石です。1975年に右側の石が、翌年に左側の石が、沙流川の上流でそれぞれ10km離れた場所で見つかりました。凹凸から縞模様までピタリと一致する石に神秘的なものを感じ、当時魂を入れました。現在ではパワースポットとしてメディアに取り上げられています。

旧マンロー邸

二―ル・ゴードン・マンロー医師が生活した家です。マンローさんは1930年代に二風谷に移り住みアイヌ研究と医療活動に従事されました。僕の祖父母の年代の人は子供の時代にマンロー先生の診察を受けたことがあります。現在建物は北海道大学文学部の所有になっています。

ユオイ チャシ コッ(チャシ公園)

二風谷ダム堤体の下流側にある公園です。ダム建設に伴う発掘で出土した遺跡で、一部を復元・整備してあります。17世紀中ごろまで使われていいたようで、「祭祀」や「見張り場」という機能を持っていたと考えられているようです。

遊歩道

上流側出入口:びらとり温泉ゆから、オプシヌプリ観賞場所近く中間出入口:二風谷工芸館横

下流側出入口:二風谷ダム管理所近く遊歩道の様子(上流側)

この遊歩道は、徒歩または自転車での通行が許可されています。沙流川に一番近い所につけられた道で、全長2kmほどだと思います。国道などからの出入りは上の写真の三か所と、沙流川歴史館横からの合計4か所で、出入り口の中間にある観光地(旧マンロー邸など)に直接行くことはできません。散歩やサイクリングにはちょうどいい場所だと思います。

二風谷ダム展望台

展望台展望台からの景色展望台入口

二風谷ダム堤体を見下ろす位置にある展望台です。展望台へ続く道は冬期間通行止めになっています。夏場であれば上まで車で行くことが可能です。展望台からは川向いの山と沙流川の様子が見えます。

次の記事⇒二風谷観光の手引き8(その他店舗等)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする