萱野茂二風谷アイヌ資料館に来客

イランカラプテ!キミです!

本日2017年12月6日は資料館の来客対応をさせていただきました。普段は僕の両親がいるのですが、どちらも都合が悪く僕が対応させていただきました。冬の間(11月15日~3月15日)は資料館を閉館していて事前連絡をいただき都合が合えば開館させていただいております。

お客様は北大で行われた「先住民族会議」に出席された方たちで約10名のグループでした。

アイヌ語復興 海外お手本

連携の重要性確認

世界13カ国から先住民族や研究者ら約100人が参加した「先住民族政策に関する国際会議」は4日、テーマ別に四つの会合を行い、閉幕した。アイヌ民族や各国の先住民族の研究者らは、言語や文化の復興について、互いの先進事例を学びあう重要性を確認した。

先住民族会議閉幕

言語・文化の復興がテーマの会合では、日高管内平取町の二風谷アイヌ資料館の萱野志朗館長が、アイヌ語の復興を目指して父の茂さん(故人)が始めたミニFM局などを紹介。それでも、アイヌ語の復興にはつながっていない現状を踏まえ「胆振・日高管内など道内の一部をアイヌ語の公用語地域とすれば普及するのでは」と提案した。

スウェーデンの研究者は、同国の先住民族サーミの言語復興に向け2010年に言語センターを開設し、若者向けに会員制交流サイト(SNS)を活用した取り組みが好評だったことを説明した上で、「他国の経験を学び、サーミとして発展させて取り入れている」と述べた。

国際会議は、07年の「先住民族の権利に関する国連宣言」の採択から10年を迎え、各国の取り組みを検証するのが狙い。

会議後、組織委員会代表の丸山博・室蘭工大名誉教授は「日本政府もアイヌ政策を進めるうえで、海外の先進的な事例を学ぶべきだ」と語った。

北海道新聞 2017年(平成29年)12月5日(火曜日) 25面(第4社会)より

30分ほどの見学の案内をさせていただきました。久しぶりの英語は言葉がすんなりとは出ませんでしたが、皆さん熱心に聞いてくださいました。約20年前にも二風谷を訪れた事があるとおっしゃった女性は前回来た時よりも資料館が大きくなっていることに驚いていました。資料館の2階には世界中の先住民族の民具なども展示してあり、お客様の出身地域の展示品などを見学し嬉しそうにされていました。

英語対応がまだできていない資料館なので、来年のゲストハウスオープン前には英語のキャプションなどもつけたいと思います。

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