ゲストハウス創業まで~創業スクール

創業するために経営を学ぶ!

イランカラプテ!キミです!

今回は僕が創業スクールに通っていた時の話です。

創業スクールとは経済産業省中小企業庁が主催している、経営に関する知識を教えてくれる有料の講座です。僕は平成27年度の旭川商工会議所が行ったスクールに参加させてもらいました。当時僕は旭川のゲストハウスで住込みのスタッフをしていて、オーナーさんが新聞広告を見つけて参加しておいでと言ってくれたのがきっかけでした。

講座は全13コマで一日2~3コマ、毎週末朝から夕方まで5週連続の集中講座でした。税理士、公認会計士、中小企業診断士それに金融機関の方たちが講師となって、経営の基礎知識やビジネスプランの作り方、金融機関からのお金の借り方などを学ばせてもらいました。

講座の最後には参加者全員がそれぞれのビジネスプランを発表しました。幸運にも僕のビジネスプランが代表として選出され第2回全国創業スクール選手権に応募されることになりました。全国のスクールから251プランが提出され一次審査で16に絞られました。僕のプランも選考に残り東京での二次面接審査に進みました。下はその時の新聞記事です。

道代表に萱野さん

優秀な起業計画選定「全国選手権」

全国の商工会議所主催の起業講座受講者の中から優秀なビジネスプランを選ぶ本年度の全国創業スクール選手権に、旭川商工会議所の講座で学んだ日高管内平取町のアルバイト萱野公裕さん(27)が道・東北代表に選ばれた。アイヌ文化を発信・体験できるゲストハウスを来年夏に開業する計画で、今月下旬の2次審査に挑み、2月下旬の最終審査を目指す。(川浪伸介)

平取在住 旭川の講座受講

起業講座は中小企業庁の事業で、各地の商工会議所が開講。2014年度は全国で約3千人が受講、半数近くが創業や独立を果たしたという。

同選手権は昨年に続いて開催。全国251件のうち1次審査に通過した13都道府県の16件が12日に発表された。道・東北代表は萱野さんと宮城県の2件。29、30日に東京の2次審査で8件に絞られ、2月24日に東京で最終審査が行われる。

アイヌ文化発信のゲストハウス

萱野さんは平取町内で講座がなかったため、旭川で受講。萱野さんのプランはアイヌ文化が色濃く残る町内二風谷地区に来年7月、共用の居間や台所、相部屋と個室の客室計4室、アイヌ民族関連の書籍や映像・音声資料を備えた格安のゲストハウスを開設する予定。別棟のアイヌ民族の伝統家屋「チセ」も開放するという。

旭川のゲストハウスで昨年10月からボランティアスタッフとして住み込みで働き、施設運営を学びながら同年11月に開かれた旭川の講座を受講した。講師を務めた北海道税理士会旭川支部顧問の小城公明税理士は「アイヌ文化を生かす地域に根ざした内容は強みになる」と期待する。

アイヌ民族初の国会議員でアイヌ文化の振興に貢献した元参院議員の故萱野茂さんの孫に当たる公裕さんは「国内外から旅行者にアイヌ文化を知ってもらい、地域住民との交流の場にしたい」と意気込んでいる。

北海道新聞 2016年(平成28年)1月27日 旭川版より

面接審査はプレゼンテーションと質疑応答でした。緊張しながらパソナ本社でお役人の方々に僕が目指すゲストハウスの事を説明しました。結果は落選で最終審査8人に残る事は叶いませんでした。第2回全国創業スクール選手権

落選理由は1.小さなビジネスで雇用創出が弱い、2.物件の選定、新築か否かと資金の根拠がフワッとしている、3.実際の創業が数年先になりそう。といった理由だろうと自分では考えています。

2年経って考えると当時のビジネスプランは全国の8人まで残れる精度ではなかったけど、目の付け所は間違っていなかったんだと思えています。

これから自分で仕事を始めたいと考えている方はこのようなスクールで講座を受けるといいと思います。僕が受けた時は1万800円だったと思いますがそれ以上の価値は確実にありました。

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